先日、テレビでクラムボンという言葉を聞いて…娘たちと少し盛り上がってしまいました
昔々…小学生の頃でしょうか
音読という宿題があり、毎日毎日、同じ物語を大きな声で読み上げていました
このクラムボンという単語を聞いて、娘たちは、
音読、訳のわからないまま読んでたよね〜(^^)
いったいクラムボンは何だったの?いまだに分からないよね(^^)
特にコレ、訳わからなかった…って記憶しかない
などなど…音読の宿題の記憶が蘇ってきたようです
二疋ひきの蟹かにの子供らが青じろい水の底で話していました。
『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳はねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
上の方や横の方は、青くくらく鋼はがねのように見えます。そのなめらかな天井てんじょうを、つぶつぶ暗い泡あわが流れて行きます。
『クラムボンはわらっていたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『それならなぜクラムボンはわらったの。』
『知らない。』
つぶつぶ泡が流れて行きます。蟹の子供らもぽっぽっぽっとつづけて五六粒つぶ泡を吐はきました。それはゆれながら水銀のように光って斜ななめに上の方へのぼって行きました。 〈後略〉『やまなし』宮沢賢治 より
私は、毎日毎日耳にタコができるくらい聞かされた音読宿題を思い出していました
(・・?)「わらった」が出てこない(ーー;)
その時は、飽きるほど聞いて覚えていたのにね(^^;
当時、あまりにもつまらないので、娘たちが一生懸命読んでる時に…チャチャを入れる…方法をあみ出していました(^^)v
クラムボンはわらったよ…ヘェ〜
クラムボンはかぷかぷわらったよ…かぷかぷかぷぅ〜
クラムボンは跳ねてわらったよ…ぴょぉ〜ん
クラムボンはかぷかぷわらったよ…かぷかぷかぷぅ〜
以下続く…
うるさぁ〜い!o(`ω´ )o
当然…娘たちには、怒られます( ; ; )
擬音バージョン、つぶやきバージョン…いろいろあります
ときには、音読しながら娘が吹き出すこともありました
ごく稀に上手く面白くつぶやきがハマることがあります
でもこの位していないと二人分の音読は聞いていられません
もしよかったら、宿題に付き合う工夫の一つに加えてみてはいかがですか?
もしかしたら、子供も楽しくなって、元気に読みはじめるかもしれませんよ…なんて(^_^;)
クラムボンの一言で、けっこう長いお話になってしまいましたねぇ〜(^◇^;)
- 作者:宮沢 賢治
- 発売日: 2004/12/17
- メディア: 単行本